スキルを伸ばす
南部 枝李
[プロフィール]大学卒業後、総合的なWeb地図配信サービス提供会社にて、インハウスデザイナーとしてtoC/toB向けのサービスデザインに従事。NCDC入社後は、企画・構想段階から参画し、ビジネス課題を解決するためのUI/UXデザインを担う。
(インタビュー内容、役職、所属等は取材当時のものです)
─ 前職での経験と転職のきっかけを教えてください
前職では、Web地図配信サービスを提供する会社でインハウスデザイナーとして働いていました。toC、toB問わず、地図を起点とした多岐にわたるサービスのデザインに携われたのは貴重な経験でした。
転職を考えたきっかけは、大きく二点あります。まず、前職で地図を起点とした幅広いサービスのデザインに携わっていく中で、「もっと多様な事業フェーズや、異なる業界のサービスデザインにも挑戦したい」という思いが強くなったことです。
もう一つは、私自身のライフステージの変化です。コロナ禍での出産・子育てを経て、最大限のパフォーマンスを発揮しつつ、仕事と子育てを両立できる柔軟な働き方が必要だと感じ、転職を決意しました。
─ NCDCを選んだ理由は何ですか?
面接でデザイナーの清水さんとお話しし、子育てをしながら第一線で活躍されている姿に深く共感しました。「ここでなら私も新しいキャリアを築ける」と確信できたことが、大きな決め手となりました。ロールモデルが身近にいるという安心感は、転職を考える上で非常に重要な要素だったと思います。
また、コンサルタント、エンジニア、デザイナーが協働するユニークなチーム体制に魅力を感じました。加えて、10名近くのデザイナーが在籍しており、多様なバックグラウンドを持つデザイナーから学び、知見を広げる機会が豊富にあるのではないかという期待もありました。

─ 日々の仕事内容や勤務スタイルを教えてください
朝8時過ぎに子どもたちを保育園に送ってから、1日の業務がスタートします。午前中は、毎週の顧客定例に向けたデザイン作成を行うことが多いです。お客様の要望を深く理解し、それをより良いサービスへと昇華させるためのデザイン業務に集中します。打ち合わせがなければ、12時前など早めにお昼休憩を取ることもあります。
午後も引き続き、デザイン業務に没頭したり、顧客定例で直接お客様と議論を交わしたりと、密度高く仕事を進めます。保育園のお迎えがあるため17時半には業務を終えますが、限られた時間の中で最大のパフォーマンスを発揮できるよう、常に意識して取り組んでいます。余裕がある時には、デザインチームメンバーのサポートも積極的に行い、チーム全体の生産性向上にも貢献できるよう努めています。
─ チームの印象や雰囲気を教えてください
NCDCのデザインチームは「お互いを高め合うプロフェッショナルな集団」だと感じます。
チームの皆さんがどれほどプロフェッショナルかというと、単にUIを美しく設計するだけでなく、ユーザー視点を徹底し、エンジニアが実装しやすいライブラリまで考慮するなど、技術的な側面からもデザインの精度を高めています。顧客の要望を深くヒアリングし、一方的ではなく2〜3種類のパターンを提案するなど、戦略的なデザインアプローチには日々刺激を受けています。
デザインで壁にぶつかった時も、チームメンバーに相談すれば多角的な視点からアドバスをもらうことができます。個々のスキルが高いだけでなく、惜しみなく知識や経験を共有し合う、非常にオープンなチーム文化があると感じます。
業務では常に高い目標意識を持ち専門性を追求していますが、それが決して堅苦しい雰囲気ではなく、デザインを通して互いに刺激し合い、成長できるポジティブなチームです。
─ 働く環境について教えてください
リモートワークがメインで通勤時間がない分、これまで時短勤務だった私も、NCDCではフルタイムで業務に集中できるようになりました。より幅広い業務に携わり、デザイナーとしての貢献度を高められていると実感しています。
リモートワークの最大のメリットは、日中の時間を有効活用できることです。お昼休憩中に買い物を済ませたり、夕飯の下準備をしたりと、細々とした家事を効率的にこなすことで、夕方の子供との時間をより充実させることができています。週末は混雑するお魚屋さんにも平日に立ち寄れるなど、生活全体の質が向上しているのが嬉しいですね。このような柔軟な働き方ができるからこそ、心身ともにバランスの取れた状態で、日々の業務に前向きに取り組めています。

─ NCDCでキャリアを積む魅力は何だと感じていますか?
プロジェクトの初期フェーズである企画・構想段階からデザイナーが参画し、ユーザー体験の設計を一貫して担えることです。前職では、既存の仕様に基づいてデザインすることが多かったため、NCDCで「サービスとして、あるべき姿は何か」という根本的な問いから、お客様と共にデザインを創造できる環境は、まさに私が求めていたものでした。
NCDCのデザイナーは、単なるビジュアル作成者ではありません。コンサルタントやエンジニアと密接に連携し、ビジネス要件や技術的制約も踏まえながら、ユーザーにとって最適なソリューションをデザインの力で導き出します。
先日担当した業務システムの開発プロジェクトでは、デザインフェーズ完了後も、ユーザーが迷わないためのエラーメッセージの文言考案や、提供価値が損なわれていないかというデザイナー視点での厳密な仕様確認まで行いました。これほど多角的に、そして深くプロジェクトに関われることは、他社ではなかなか経験できないNCDCならではの強みだと感じています。デザインがお客様の課題解決に直結し、「想像以上のものができた」と喜んでいただけた時ほど、デザイナーとして嬉しい瞬間はありません。
─ 一緒に働きたいと思う人物像を教えてください
NCDCは、多様な業種のお客様のIT課題を解決し、様々なパターンのUI/UXをデザインすることに面白さを見出せる方に最適な環境です。画一的なデザインではなく、それぞれのビジネスやユーザーに最適な解を導き出すプロセスに魅力を感じる方であれば、日々刺激を受けながら仕事に取り組めると思います。
私自身、NCDCの技術力の高いメンバーに囲まれ、大きく成長できていると感じます。現状に満足せず、積極的に挑戦することで成長していきたいと思っている方と、一緒に高め合いながら働けたら嬉しいです。
